運動といえば、運動不足が問題として指摘されていますが、運動することが早期死亡の回避に役立っていることが明らかにされました。

 世界保健機関(WHO)は、1週間当たり150分以上の中等度の運動か75分以上の高強度の運動、あるいはそれに相当する組み合わせの運動を推奨しています。

英ケンブリッジ大学MRC疫学ユニットのTessa Strain氏らは、運動によって防止できた早期死亡者数を推定しました。その結果、世界的に見ると、運動によって早期死亡が15%(中央値)防がれていることが分かりました。この数字は、1年当たり約390万人の命が救われたことに相当します。

研究チームは、運動不足による健康リスクばかりが注目されているが、運動がもたらすベネフィットにも焦点を当てる必要があることを強調しています。

新型コロナウイルスによる自粛中に運動を続けることは大変ですが、研究グループは、毎日散歩に行く、自転車などのソーシャルディスタンシングを保ちながらできる運動をする、ストレッチやヨガで筋肉や関節を鍛える、オンラインの運動セッションに参加するなどの方法を勧めています。そのほか、ガーデニングも体の曲げ伸ばしに効果的であると話しています。

(「The Lancet Global Health7月号より)

運認知症の領域からも運動は有効と言われていますので自分に合った運動を続けてみましょう。

毎日20分の運動で1週間で150分弱になります。

私も友人から教えていただいたアプリを使って、歩行運動しています。モチベーションも上がり、継続できています。

皆さんも自分に合った方法で続けましょう。