昨日東京で開催されたシルガード9(子宮頸がんワクチン)の勉強会に参加してきました。

ワクチンはどれもそうですが疾患を予防します。特にシルガード9は子宮頸がんを88%予防します。

子宮頸がんは20-40代の若い女性に発症する癌です。20-40代と言えば妊娠、出産、子育てに最も大切な時期です。その時期に発症し、亡くなる方もいらっしゃいます。

今子宮頸がんの原因はすべてではないのですがHPVと略されるヒトパピローマウイルスが原因であることが分かってきており、この感染症はワクチンで予防できます。

海外では80-90%の接種率であり撲滅も可能である状況になってきています。

日本の接種率は低いままです。

昨日の勉強会は日本中からこのワクチンについて必要だと考える熱心な内科の先生方が多く集まられていました。特に私の出身地である堺市の取り組みは素晴らしく、内科医が堺市医師会に協力を依頼し、市議会、学校に働きかけ、行政を動かし、接種率を倍にしたというお話でした。

医師だけでは難しい取り組みですが、出生率の低い我が国に生まれてきてくれた子供たちの健康を守るのはとても大切なことと思います。京都も堺市を見習い接種率を少しでも上げることができれば嬉しく思います。